兵庫県指定無形民族文化財
国選択無形民族文化財
発祥については明らかではないが、口伝えによると 「昔この地方にカガミという病気が流行し、
時の庄屋これを憂い伊勢大神に願い込め帰途、奈良にて習いおぼえて帰りこの踊りを毎年八
月十六日、氏神に奉納したところ、以来村勢次第に平穏になりたり」 と言う記録がある。
このため大杉では願開きとしてこの踊りを毎年二宮神社に奉納する。
ざんざこ踊りの構成は、踊りの総指揮にあたる者 「しんぽうち」一人 、唄五〜八人、笛二〜三人、
中踊り四人、側踊り数十名、である。踊り子は大杉二宮神社の氏子で、男の子は三〜四歳にな
れば参加するように観念的になっており、他地区のざんざこ踊りより規模が豪華である。