歴史 | 1889年(明治22年)4月1日町村制の実施で大屋村大杉が確立。 1955年(昭和30年)3月31日口大屋・大屋・南谷・西谷村が合併し、大屋町大杉となる。 |
人口 | 昭和55年五反田遺跡から弥生時代の集落を発見 平成5年岡谷遺跡発見される。平安時代と推測される 文禄2年(1593年)紺屋役米二斗四升余を大杉村として納めていた。 宝暦年間(1751〜64) 82軒 平成5年町営若者住宅8個建設・翌6年5戸完成。町営大杉団地となる 平成20年現在 107軒(内市営住宅13軒) 平成40年推定 67軒(内市営住宅13軒)限界集落? |
戦没軍人 | 日露戦争 5名 大東亜戦争 26名 (出征兵士 94名) |
二宮神社 | 明暦 2年 瓜原の下の二ノ宮より、大福寺の境内地に神社を移転建立 文政11年 本殿を再建(彫刻師九代目中井権次) 昭和13年 拝殿を新築。この時、点在する小宮さんを集めたと思われる 昭和 千遍走り(お百度参り) 難病快気のため区民が100人x10回というふうに。 回数を確認のため竹ぐし(2cmx15cm)を持ってお参りをした。 戦後なくなった。今は御詠歌をあげることがある 昭和28年 石の鳥居建立 昭和52年 玉垣建立(ひかり会) |
ざんざこ踊り | 慶安二年(1649年)、時の庄屋(正垣与惣右衛門)が奈良の春日神社に参拝した時に 習い覚えて帰ったとされている。毎年8月16日に奉納している 昭和27年 ざんざこ踊り300年祭 兵庫県指定民俗文化財指定 (昭和41年 3月22日) 文化庁選択芸能指定 (昭和48年11月 5日) 文部科学大臣賞を受賞 (平成20年11月28日) ざんざこ踊り保存会の活動 |
大福寺 | 西国二十六番所。絵馬(冨山宗信画)他1枚が奉納され、寛政7年俳諧發句会の 四季山川草木と 題した、京都芭蕉堂闌更宗匠撰の三枚の奉納板も飾られている。 その後、今も大杉には俳諧をたしなむグループがある。 大杉城至る間道はここから延びる。大福寺も大杉城の一角をなしていた 御開帳 33年毎(明治27年4月・大正15年4月・昭和32年4月・平成2年5月) 大杉に落ちる雷はなぜかこの辺りが多いい。大福寺本殿は落雷のためか焼失してい、 観音堂のみ残っている。 |
下観音 | 庄屋跡地の裏山に祀ってあったが、加保屋の山(現在地)に移転 昭和47年10月改築し大杉山小福寺となる 昭和54年梵鐘奉納 平成18年西谷農道レインボー事業により観音堂に至る車道が付帯として完成。 |
妙見宮 | 昭和56年11月改築し大杉区管理となる |
秋葉神社 | 昭和 年秋野山から二ノ宮境内に移転 |
大杉城 | 南北朝時代から戦国時代(推定) 他に高城・丸部城があり三ヶ城が一体化して三方郷の西の砦の 役目を果たしていた。むしょう谷は、武将の谷がなまったものと言われ武将達のが今に残る五輪塔と 推測される。 |
藤堂高虎 | 天正9年(1581年)羽柴筑前守秀吉の弟羽柴秀長の命により小代一党を平定後銃将(三千三百石) として大屋に陣営 して、因幡方面の毛利軍を牽制していた。高虎26才、栃尾加賀守源左衛門祐善 の媒酌で元丹後国守一色修理大夫 の娘久芳(正室)と祝言。近江から両親を呼びよせ、新婚生活 を過ごしている。羽柴秀長は竹田城に、高虎は大屋の地で統治していたが、大屋の地でそれらしき備 えをした城といえば、大杉・丸部・高城の三ケ城からなる鉄壁の城郭が推測される。麓には今も石積 みの残る庄屋跡・栃尾医院跡が続きである。栃尾医院の屋号は「加保屋」で加保から来た人の家だか らとの伝承がある。前に大屋川・後に急峻な山・両側面に奥山川、岡谷川、城をも思わす武将の館に なる。高虎親子・親族・配下の郎党、50〜60人が十分生活できるスペースがある。戦国時代に3城に なっとされる説がある。大杉城は高虎の築城第1号だろうか。この時代、秀長配下に但馬衆の軍団が 誕生していた。その後城主となった三重県の津市にも栃尾姓がある。津市には栃尾家由緒書も残っ ているという。 |
鉱山の採掘 | 戦争中、片尾の山腹がニッケルを求めて掘られたらしい。 ニッケルには砒素が含有し採掘現場はしばらく草木が生えなかった。 |
公民館の推移 | 区の行事の他、村芝居・映画・演劇も興行されていた。 昭和20年9月22日大杉橋と共に公民館流失 ざんざこ踊りの道具・衣装・太鼓等も流失 民家を公民館に改築(現駐車場)平成18年倉庫を解体して全面駐車場となる。 昭和37年1月公民館落成式(建築費4,441,463円)現在に至る 10月30日公民館結婚式の第1号が挙式 |
大杉橋 | 昭和13年9月5日流失 昭和20年9月22日流失 昭和40年 コンクリート橋完成(総工費5,400,000円) |
大杉簡易水道 | 昭和33年完成。親谷川上流を源とし、大森の中腹にタンクを設置。 塩素系の消毒剤の量が推薦値(?)だったためか、まずい水であったがやがて調整されおいしい元の 大杉の水になった。 |
テレビ共聴施設 有線放送 |
昭和36年大杉テレビアンテナ設置 昭和37年口大屋・大屋・南谷有線放送電話を開始した |
信号機設置 大杉バイパス |
昭和51年12月瓜原内交互通行の信号機の試験開始 昭和57年大杉・蔵垣バイパス完成 |
圃場整備 | 着工 昭和55年7月8日 完工 昭和58年12月19日 農家戸数 89戸 農地面積 24.1ha 総工費 227,600,000円 (内負担金 12,600,000円) 付帯工事 大杉バイパスの造成*すこやか広場の造成*おおまち橋の架橋 昭和63年12月吉日記念碑(整田興農)建立(950,000円) |
あゆ特設魚場 | 昭和49年指定。区・老人会と共に監視任務にあたる。(〜平成19年) |
保養施設いろり | 大屋町保養施設として平成4年開設、平成21年民営となる。 |
木彫展示館 | 築120余年の栃尾医院だった民家(昭和61年7月閉院)を再生させた。 空間に全国公募展「木彫フォークアート・おおや」展の第1回(平成6年)らのグランプリ作品等を展示 神戸異人館通り「ラインの館」に貸し出し展示もしている。 |
うちげえーのアート展 | 平成7年第1回うちげえのアート展を、木彫館・いろりにて開催 平成18年より、倉庫ギャラリーを加えて三会場となる。 平成22年より、分散ギャラリー「養蚕農家」を加えて四会場となる |
地籍調査 | 平成17年地籍調査開始 |
大杉農地・水 保全推進協議会 |
平成19年〜平成24年 |
地形 | 東経134.45度 北緯35.20度 東西 3.5km 南北 11.5km |
山 | 黒山 794m 最高峰、なだらかな山だがその稜線には幾多の湿地帯・池糖がある 一の段 762m 二度びっくりとも言われ、ピークが二つある、急峻な山。大杉三ケ城はこの稜線 柳山 717m かって山腹には山畑があり、害獣の管理小屋があった。 山林面積 345ha 県・森林組合の管理している山林もあるが、個人の山は荒れている。 |
耕地 | 耕地面積 25ha 稲作が主 畑・屋敷 30ha 大杉区総面積 400ha |
河川 | 大屋川 大杉を縦断し、円山川となって日本海に注ぐ。氾濫を繰り返した。 黒谷川 大杉区と蔵垣区の境界にあり、つちのこの伝説がある。 親谷川 柳山に続く谷。大蛇伝説がある。大杉簡易水道の水源地であった。 二ノ宮川 笠谷区との境界にある。二ノ宮神社の本地 奥山川 黒山・一の段を水源に、ふもとには段々畑がある。 みしょう谷川 武将谷ともいわれ、伝説の谷。丸部城の東を流れる。 岡谷川 稜線には黒山大池・小池等の池糖が点在している 丸部川 丸部城の東を流れる。 桜谷川 蔵垣区との境界 |
昔の産業 | 林業 種苗(杉、檜) 1912年(明治45年)、正垣九右衛門等により大屋苗木業組合が 設立され、大屋苗木として出荷された。品種(妙見杉・船越杉・小代杉・南但杉 大屋大杉檜) 平成19年大杉苗木組合解散 瓜原生産組合 「今ヲ去ル七十四年ノ昔弘化四年吾人等祖先栃尾清三郎外八十二名相謀リテ 各資財ヲ投ジ南谷村和田和田三郎右衛門ヨリ買受ケ孫ノ為メニ共有山トナシ今 ニ傅ヘラレタルモノナリ」・・・共有山の由来(大正10年2月) その後、・かいこの飼育場・精米所・室の賃貸等の運営も行われた。 平成20年2月に解散。建屋の跡地は駐車場として利用されている。 炭焼き 現在はない まったけ ひそかに 農業 養蚕 江戸時代後期より始まり、昭和30年代頃まで盛んに行われていたが現在はない 蚕の飼育のための三階建ての家屋が16軒残っている。 煙草 明治維新の前後より「大杉煙草」として栽培・販売されていた。 昭和37年頃再び耕作され始めたがやがて中止となった。 梨園 現在はない 麦 現在はない 稲 水田257u 現在 畑 7.8u 現在 山畑 親谷川の奥、ちょうご谷には共同で山畑が開墾され、さつまいも・お茶が栽培された。 獣害のため仮小屋を建て泊り込みの監視をしていた。 畜産 牛 農家にはたいてい一頭飼い農耕に利用し、雄牛の一歳牛を買い2年間飼育し、又雌牛を 飼って小牛を市に出していた。当時牛は家族の一員でもあった。 飼育には早朝の青草刈等重労働でもあり、草刈場で他地区との諍いもあった。 夏の放牧はオカンダニ・トッサコに連れて行き行われた。昭和40年頃までで 現在はいない 漁業 自給用に鮎・うなぎ・小魚等を区内の川で獲っていた。 小魚・・・シラヘイ・ギンモツ・ドウクビ・チチコブ・ニコンジョ・イス等 |
今食べられなくなった おやつ |
桑の実・だんじ・むけんじょろ・すいすい・びゅーてィ・つばな |
なくなった子供の遊び | パッチン・釘刺し・三角出し・天国と地獄・メンカチ・にっかん・エスかん・どんま・缶けり・ケンケンパー ・ちゃんばら・くすだま鉄砲・リングまわし・枝小屋作り・石なんご・ごむとび・ままごと・せっせっせ・ お手玉 ・おはじき・箱そり・雪玉割り・コットン・えださぐり・メゲひろい(川の水泳場) |
古くからある姓 | 河辺・小谷・酒井・正垣・栃尾・中尾・中庭・浜 ・丸山・三方・山根 |
古くからある屋号 | 播屋・隅屋・谷口・清水・岡・嵯峨・片山・あたらし屋・加保屋・油屋・酢屋・ 飴屋・タドン屋・かじ屋 ・屋根屋・橋元 |
大杉区年中行事 | 1月 1日 新年賀詞交換会 1月 5日 どんど 1月14日 おひまち 2月 2日 節分 3月15日 選挙総会 3月21日 下観音祭り 4月 9日 稲荷大明神祭 4月15日 定例初総会 5月26日 愛宕神祭 6月28日 秋葉神社祭 8月 9日 大福寺観音祭 8月16日 二宮神社例大祭 盆踊り 8月24日 地蔵祭り 9月15日 秋季定例総会 10月 1日 二宮神社秋祭 10月 吉日 区民運動会又はレクレーション大会 11月23日 亥の子祭り |